海洋化学(by Ooki)のもくじ(教科書ダウンロードあります)
本GMTコースでは、大学の授業にある「海洋化学」をまとめました。現時点では日本語のみですが、講義動画と講義資料を全て公開して、世界中の誰もが学べるようにしています。「目標4:高等教育をみんなに」の達成に貢献したいと思います。
国連では2021年からの10年間を、「海洋科学の10年」に定めて、SDGsに貢献することを目指しています。海洋科学を普及してSDGs目標14の達成に近づくことに貢献します。本コース(海洋化学シリーズ)では、海の生産性(豊かさ)を支える栄養成分の流れ、栄養成分の流れを支配する水の流れ、海の生物生産により変化する物質の流れを学ぶ内容です。是非、海洋科学の面白さに触れてください。そして、皆さんも「海の豊かさ」に貢献してください。
ー水の流れ
-海洋の塩分
-深層循環の駆動とベルトコンベヤーモデル
-南極底層水と北太平洋深層水
-北太平洋の中層水
-表層混合層
-春季ブルームと表層混合層
-課題(深層循環は永遠なのか?)
-海洋の有機物(はじめに)
-海洋の有機物のサイズ分類
-粒子状と溶存態の有機物
ー粒子の沈降速度
-海洋での有機物粒子の沈降(説)
-マリンスノー(TEPが正体?)とウナギ仔魚の摂餌
-セジメントトラップ観測
-課題:海洋の粒子沈降を計算
-有機炭素の測定
-海洋の溶存有機炭素の全球分布
-難分解性の有機物
-放射性炭素同位体による年代推定法
-溶存有機炭素の14C年代推定
-有機物の組成
-海洋の有機ガス(概要と補足)
-有機硫黄ガスとCLAW仮説
-CLAW仮説の終焉とSOLAS研究へ
-エアロゾル形成と成長、雲凝結核(補足)
-海洋のハロカーボン
-海洋の炭酸成分
-地球の気候変化と炭素収支の歴史
-海洋の二酸化炭素の鉛直分布
-海水中の炭酸系成分と水の平衡状態の反応式
-水に溶ける炭酸系成分の濃度や成分比を計算
-雨水のpHを計算
-海水のpHを計算
-炭酸カルシウム粒子の形成と二酸化炭素の飽和濃度
-海洋のアルカリ度と炭酸カルシウム粒子の溶解
-海洋の炭酸カルシウム粒子の飽和深度
-太平洋におけるアルカリ度と全炭酸の鉛直断面図
-全炭酸とアルカリ度のXYプロット
-海洋の酸素
-地球の酸素
-海洋の酸素(概要)
-正味の酸素消費量
-海水中の酸素飽和濃度の計算式(エクセルファイル)
-みかけの酸素消費量(AOU)の概要
-みかけの酸素消費量(AOU)の鉛直分布
-溶存酸素の全球分布
-溶存酸素測定(DO採水の方法)
-海洋の栄養成分
-海の栄養成分とは何か
-海の基礎生産を制限する要因(表層への栄養塩供給)
-珪藻による珪酸塩の消費と生物生産
-珪藻の増殖とケイ酸の枯渇(マンガ風解説)
-栄養塩の全球分布
-栄養塩の全球分布(ケイ酸の相違)
-基礎生産を制限する栄養塩成分(海域による特徴)
-太平洋側北極海(チャクチ海)での硝酸不足
-鉄制限-鉄未制限時のSi取り込み比率(研究紹介)
-基礎生産と有機物分解による、C、N、P、Oの移動
-海洋基礎生産のモデル計算(解析課題)
-海洋の窒素とリン比率(N/P =16)の不思議
-海洋観測マップ
-全海洋のNとPのXYプロット
-リン酸(P)と酸素消費量(AOU)のXYプロット
-World Ocean Atlasの気候値データをダウンロード
-海洋の堆積物
-海洋の堆積物の化学(はじめに)
-海底堆積物と生物かく乱
-堆積物中の化学反応(概要)
-化学反応で得られるエネルギー
-呼吸反応で得られるエネルギー
-海洋堆積物での硫酸呼吸による硫化水素発生
-呼吸反応の半反応式
-呼吸反応の半反応の酸化還元電位
-ネルンストの式と酸化還元電位(物理化学の基礎)
-海水中の硫黄(S)の化学形態(プールべ図)
-海水中の鉄(Fe)の化学形態(プールべ図)
-海洋堆積物観測の紹介
-海洋の放射性核種
-人工放射性核種の供給源(福島大・高田兵衛先生)
-極域海洋と海氷(しばらくお待ちください)