Ocean Data Viewで北西太平洋の海洋データ（A-Lineモニタリング）解析（もくじ）

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  大学生、高校生、一般の方を対象とした「海洋学でサイエンスをはじめよう」 の中で、一般公開されている海洋データ（A-Lineモニタリングなど）をOcean Data Viewで作図して、海洋データ解析を始めるためのコース群です。その海洋パラメタの意味を理解するため、海洋学の基礎を学ぶ内容も含まれます。

  A-Lineモニタリングのような充実したデータセットを使って、Ocean Data Viewでカラーコンター図なんかを描くと、それだけで立派なデータ解析をしたような充実感がえられます。まずは、それで満足してみませんか。一旦満足してから、もう一度カラーコンター図を眺めて、何か、インスピレーションが得られたら、その箇所を深堀して調べるとよいです。私（大木）なんかも、キレイなカラーコンター図を描いて、立派な解析をした気分になってから、本格的な解析をして研究を進めることもあります。カラーコンター図って、そのように使うとよいと思います。

• 0. オーシャンデータビュー（ODV）形式のデータファイルを使って、直ぐに試してみる
  • 基本コースの１-１～１-３を飛ばして、とりあえず海洋データをグラフにしてみたい方。
    

    ・Ocean Data View (ODV) のソフトウエアをインストール（基本コース 1-4へ）

    ・A-Lineデータ：ODV形式ダウンロード

• １．基本コース
  • １－１．海洋データ（A-Line観測）を入手
    

    １－２．ODVで読み込むデータファイルの形式を説明

    １－３．A-LineモニタリングのデータをODVで読み込むデータファイルの形式にする

    １－３－１．A-LineのCTDデータをODVに読み込ませる形式に整理する

    １－３－２．A-Lineの栄養塩データをODVに読み込ませる形式に整理する（整備中：4-2のようにやればよいです）

    １－４．Ocean Data Viewインストール

    １－５．Ocean Data View (ODV) でA-Lineデータを読み込む

    １－６．ODVで散布図を作る

    １－７．ODVで図を保存する

    １－８．ODVで鉛直断面図を作る

    １－９．ODVで作った鉛直断面図に混合層深度の線を加える
    

• ２．ODVの使い方プラス（物理パラメタの追加とT-Sダイアグラム）
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    ２－１．物理パラメタを自動計算して変数に追加

    ２－２．T-S（水温ー塩分）グラフに等密度線を追加（T-Sダイアグラムの作成）

• ３．水温・塩分と水塊区分、鉛直混合の説明（海洋学基礎 ①お勉強）
  • ３－１．海の水温や塩分が決める水塊構造（T-Sを調べる理由を解説）
    

    ３－２．東北沖太平洋の水塊区分

    ３－３．表層混合層（海洋基礎生産で大事な理由を解説）

• ４．A-Lineモニタリングの化学・生物データで作図する
  • ４－１．A-Lineー2014年の化学・生物データをダウンロード、整理（独自に整理・正統派）

    ４－２．ODVで栄養塩とChl-aのデータファイルを開く（A-Lineデータ未整理を直接ODVで読み込み・正統派）

    　A-Line 栄養塩データは、タブ区切りテキストに変換すれば、そのままODVで読み込めます。ただし、データ形式の設定が必要で少し難しいです。

    ４－３．栄養塩（Nutrients）とChl-aの鉛直断面図を作成

    ４－４．A-Line 1990-2017栄養塩データを入手（整理済みデータを再頒布・邪道派）

• ５．冬から夏にかけてのクロロフィル分布を解析（例として）
  • ５－１．冬（１～２月）と春（４～５月）の鉛直断面図を比べて栄養塩消費を解釈する
    

    ５－２．春（５月）と夏（７月）のクロロフィル濃度の分布を解釈する

• ６． ほかのデータと比べてみましょう
  • ６－１．ほかのデータと比べてみる、数式を入力してパラメタを追加して図示する。