章节大纲

    • 養殖を柱とした地域活性化に取り組む長崎大学、北海道大学、琉球大学の3大学連携による人材育成事業のポータルページです。

      3大学による合同事業の情報、各拠点による人材育成プログラムに関する情報、およびオンライン教材を集約して提供しています。


      (長崎大学COI-NEXT「ながさきBLUEエコノミー」海の食料生産を持続させる養殖業産業化共創拠点」[主宰]、北海道大学〈内閣府地方大学・地域産業創生交付金〉「魚介藻類養殖を核とした持続可能な水産・海洋都市の構築~地域カーボンニュートラルに貢献する水産養殖の確立に向けて~」[連携]、琉球大学COI-NEXT「資源循環型共生社会実現に向けた農水一体型サステイナブル陸上養殖のグローバル拠点」[連携])


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      R6年度スポット参加レポート


      長崎大学大学院 修士2年 山本悠理

      実施した内容(実習から学生交流まで)

       この度、共創の場×CREENカリキュラムのプログラムの一環としてサーモン養殖場と加工場を訪問しました。私は長崎大学にてブリやシマアジ等の養殖に関する研究を行っていることに加え修士号取得後も養殖に携わりたいと考えており、本プログラムには長崎で馴染みの無いサーモン養殖に関する情報収集や現場体験による経験獲得を目的に参加しました。特に今日の水産業において高いシェアを誇っているサーモンと日本の固有種であるブリを生体的特性や市場価値といった点で比較し、ブリ養殖における新たな課題や改善点の発掘を目標としました。

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      長崎大学 水産学部1年 河原千佳歩

      水揚げとコンブの洗浄

      前日に収穫されたコンブを水揚げする作業を見学し、ナイフを使ってコンブをロープから1枚1枚切り離す作業をしました。その作業で初めてコンブに触れましたが根本が太く、なによりも大きさに圧倒されました。次に機械を通してコンブを洗浄し、束ねてトラックに積む作業をしました。機械を通したコンブは水に浸しながら根元に洗濯ばさみをつけて束ね、泡を落とすために一度水に沈めてトラックに積む作業は、3メートル程あるコンブを運ぶ大変さを味わいました。その次に、コンブを切り離したロープを再び使うために、ロープの付着物を取って綺麗にする作業を行いました。ナイフの角度が悪いとロープが痛んだり、なかなか付着物が取れなかったりするので、コツを教えていただきながら作業をしました。ロープを長めに持って足で抑え、ねじるように動かしながらナイフで付着物を落とすと、姿勢が少し楽になり、作業のスピードも上がったように感じました。黙々と作業を進めていましたが、ずっと日に照らさていたので汗が止まりませんでした。

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      長崎大学 水産学部2年 越野花音

      実施した内容(実習から学生交流まで)

      9月9日に北海道立工業技術センターにて行われた北海道大学「CREEN人材育成プログラム」に参加した。北海道立工業技術センターは産業支援機関と試験研究機関を一元化した組織であり、産学連携のコーディネートをはじめ、幅広い分野に対応している。本講義では、同センターで行われている商品開発や事業内容などの事例紹介を通して産官学連携の重要性について学んだ。

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    • 趣旨(COI-NEXT他機関との連携強化による拠点ビジョン実現の加速・充実化支援事業「ながさきBLUEエコノミー」実施計画書より):

      長崎大学のCOI-NEXT拠点事業では、「養殖DXの推進により、若者が集まり活気づく海と生きる地域社会の実現」をビジョンに掲げています。この事業は、養殖を柱とした水産業の再生と、それによる地域活性化を目指すもので、以下の3つのターゲットを設定し研究開発を進めています。1つ目のターゲット「作業を変える」は、生産者の労働力軽減と効率化に向け最新の海洋工学技術を用いた省力化・自動化を目指すもの、2つ目のターゲット「育て方を変える」は、海外への養殖魚の販売も視野に入れた環境保全型の養殖による安全・安心な魚の生産を進めるものです。3つ目のターゲット「働き方を変える」は、経営構造の改革、地域水産業を活性化させる施設整備や新たなビジネスモデルの構築を推進する取り組みです。

      しかし、新たに創出した技術やビジネスモデル等を活用し、持続的かつ発展的に水産業に軸足を置いた地域づくりを目指すためには、高度な水産技術への理解を持って、水産業とその地域の未来を予測し活動する人材が不可欠です。特に、拠点事業の加速、さらには終了後の事業の継続と発展にこれらの人材は欠かせないが、現在このような人材育成の体制は十分に整備されていません。

      そこで、人材育成を新たな重点課題と捉え、長崎大学と同様に養殖を柱とした地域活性化に取り組み、かつ優れた人材育成事業を展開している北海道大学及び琉球大学と連携した事業を計画しました。本支援事業において連携を組む北海道大学では内閣府の「地方大学・地域産業創生交付金」事業において、サーモン・コンブの完全養殖を柱とした地域産業の創成と、それを支える若者の育成を目指しています。また、琉球大学はCOI-NEXT拠点として、ハタ類の陸上養殖によって沖縄に新たな産業を創出し雇用の拡大を図ることを目指しています。しかし、いずれの拠点においても、将来の地域水産業・地域活性化を担う人材の不足という課題を抱えています。研究開発によって将来有望な技術が生まれ、それを活用した新たな産業の創出が可能となっても、それを地域に根付かせ持続的に発展させていくことこそが、拠点化事業の重要な意義です。

      そのために最も必要な点は、水産業とその連携産業及び地域の課題等を多面的・俯瞰的に捉えることのできる十分な知識と、実践的に技術や産業のあり方を身につけた人材の育成にあります。育成の対象となる人材は、これから養殖関連産業に研究者・技術者・生産者として参入する高校生や大学生を含む若手、現在養殖を行なっている生産者や加工・流通・販売をリードする方々、そして、これらを支える自治体関係者です。

    • 3大学連携による人材育成のプラットフォームと実施体制を整備し、1)~4)領域における各大学における人材育成プログラムを強化・補完しながら進めています。

      1)大学・大学院の教育、2)生産者・事業者のリカレント教育、3)水産事業の起業に向けたアントレプレナー教育、4)地域に定着する若者を育成する小中高教育



    • 組織と運営

      各大学における参加者を定め、月例の連絡者会議、リーダー会議を定期的に開催して運営を行っています。

      主な参加者

    • 征矢野 清 海洋未来イノベーション機構 教授
      プロジェクトリーダー/拠点全体の運営

      阪倉 良孝 総合生産科学研究科 教授

      室越 章 海洋未来イノベーション機構 コーディネーター

      菅 向志郎 総合生産科学研究科 教授

      河邊 玲 海洋未来イノベーション機構 教授

      NISHIHARA Gregory Naoki 海洋未来イノベーション機構 教授

      村田 良介 海洋未来イノベーション機構 助教

      平坂 勝也 海洋未来イノベーション機構 准教授

      吉田 朝美 総合生産科学研究科 准教授

      中村 乙水 海洋未来イノベーション機構 助教

      天谷 貴史 海洋未来イノベーション機構 助教

      長阪 玲子 海洋未来イノベーション機構 教授

      広瀬 美由紀 水産・環境科学総合研究科 准教授

    • 竹村 明洋 理学部 教授
      研究開発責任者 琉球大学での人材育成プロジェクトの総括

      池田 譲 理学部 教授

    • 細川 雅史 大学院水産科学研究院 教授
      研究開発責任者 北大CREEN人材育成プログラム開発リーダー

      都木 靖彰 大学院水産科学研究院 研究院長/教授
      北海道大学人材育成・教育促進事業統括

      藤本 貴史 大学院水産科学研究院 教授

      平松 尚志 大学院水産科学研究院 准教授

      東藤 孝 大学院水産科学研究院 教授

      大木 淳之 大学院水産科学研究院 教授

      山下 俊介 大学院水産科学研究院 特任准教授

      萩原 聖士 北方生物圏フィールド科学センター 准教授

      清水 宗敬 北方生物圏フィールド科学センター 教授

      福田 覚 大学院水産科学研究院 教授

      宇治 利樹 大学院水産科学研究院 助教

      浦 和寛 大学院水産科学研究院 准教授

      熊谷 祐也 大学院水産科学研究院 准教授

      高橋 勇樹 大学院水産科学研究院 准教授



    • 北海道大学の学生が長崎を訪れて ながさきBLUEエコノミーの取り組みについてインタビュー取材を行いました。

      清田先生 「水産業をベースとした地域の活性化」
      清田先生 「水産業をベースとした地域の活性化」
      征矢野先生 「海洋環境を汚さない養殖」
      征矢野先生 「海洋環境を汚さない養殖」
      室越副センター長 「地域のブランド化を確立させ豊洲経由で海外に打って出る養殖」
      室越副センター長 「地域のブランド化を確立させ豊洲経由で海外に打って出る養殖」
      坂口先生 「養殖におけるセンシング技術」
      坂口先生 「養殖におけるセンシング技術」
      阪倉先生 「ブリの稚魚養殖における光環境」
      阪倉先生 「ブリの稚魚養殖における光環境」
      高島水産研究所 「ブリの完全養殖プロジェクト」
      高島水産研究所 「ブリの完全養殖プロジェクト」
    • R7年度 スポット参加募集
      R7年度 スポット参加募集
      R6年度 スポット参加レポート
      R6年度 スポット参加レポート
      R7年度 スポット参加レポート
      R7年度 スポット参加レポート
    • 終了したプログラム(R6年度)

      【終了しました】R6年度 参加者募集
      【終了しました】R6年度 参加者募集
      【終了しました】R6年度 実施中のプログラム
      【終了しました】R6年度 実施中のプログラム
    • ながさきBLUEエコノミー
      ながさきBLUEエコノミー
      BLUE & GREEN REVOLUTION
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      函館マリカルチャープロジェクト
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