9月24日

ガス分析

海水および海氷中の気体成分を測定するための装置をみらいに積み込みました。気体の成分によっては、瓶に詰めて持ち帰ってから測定できるものもあれば、採取後、直ぐに測定しなければならないものがあります。直ぐに測定しなければならない成分(硫化ジメチル:海水から大気に放出した後、雲の元になると言われている)は写真のような分析機器で測定します。とてもごちゃごちゃして、複雑です。途中、機器の調子が悪くなり焦りましたが、なんとか今は復帰して、多くのサンプルを測定しております。

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情報交換


様々な観測が実施され観測データも溜まってきた。船には色々な研究テーマを持った研究者が乗り合わせている。お互いの実施している観測やデータを見せ合い、総合的な理解が必要となる。写真は微量金属の研究者とプランクトンの研究者が議論する様子である。一見、全く異なる研究のように思えるが、実は植物プランクトンにとって海洋中の微量金属濃度は光合成をする上で重要な成分であるため、密接に関係している。このように船では様々な研究者間での議論が至る所で実施されているのだ。





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