本研究では、外洋の水が河川・沿岸と違って浮遊物などが少なく、水中の環境DNAがフィルターを通過してしまう可能性に着目し、DNAが吸着してフィルターに残るよう人為的に添加物を入れました。
添加物は、自然界で一般的にみられる砂、吸水力があると知られている珪藻土、既に環境DNAの検出率向上実験で使われたジルコニアビーズ、そしてガスクロマトグラフィーに使われているモレキュラーシーブを用いました。また、0.22 um pore sizeのフィルターを用意し、0.45 umのフィルターと比較しました。
全ての実験区は2Lを濾過したフィルター X 5反復で実施しました。