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psxy概要
XY座標面にて、ある場所(x1, y1)にマークをプロットしたり、そこから(x2, y2)に向かって線を引きます。XY軸を枠で囲って、数値をプロットすれば、一般的な図を作ることもできます。ここでは、その超基本だけを学びます。
Topic outline
XY座標面に図形を描く(psxy)
1)XY座標のデータを用意します。
1列目(X座標) 2列目(Y座標)
1行目 0 0
2行目 10 10
以下のテキストファイルをダウンロードしてください。
作業フォルダ(Cドライブ、「GMT_exe」フォルダの中に、「 Exercise-4 」フォルダを作ってください。このダウンロードファイルを、Exercise-4 に保存してください。このファイルのデータは、「タブ区切りテキスト」の形式になっています。
「タブ区切りのテキスト」ファイルの作り方は、下のリンクを参考にしてください。2)XY座標にプロットするバッチファイルを実行します
まず、以下のファイルをダウンロードしてください。
このファイルはテキスト形式( .txt )です。
バッチファイル形式( .bat )で上書き保存(もしくは別名保存)してください。保存先は、作業フォルダ(c:\GMT_exe\Exercise-4\)です。
演習4-1 XYプロット(psxy)の基本構造
BAT-4-1 .batを実行してください。作業フォルダにPDFの図は作られたでしょうか? その図形を確認してください。
下の左図のようになったでしょうか? (X,Y)= ( 0, 0 )と( 10, 10 )のXYデータを読み込んだはずなので、おかしいですね。
GMTでは、デフォルトで横長の図をつくります。PDFに変換したところで、90度転がってしまったのです。 右図を作ったと思ってください。それなら、初めから、縦長(ポートレート)で作ればいいですよね。
psxy の命令文に、オプションの、-P を加えてください。
(gmt psxy %PathName%XY_4-1.txt -R0/12/0/12 -JX10 -W2 -P -V > %PathName%%FileName%.eps)以下、psxy 基本構造を理解しましょう。
【 psxy の基本構造 】
gmt psxy: XY座標にプロットする
XY座標のデータを読み込む(パスとファイル名を指定)オプション
→ 表示範囲オプション -R(必須) -Rに続けて、X範囲、Y範囲を指定します。-Rxmin/xmax/ymin/ymax
(例:-R0/12/0/12)
→ 投影法オプション -J(必須)、-JX:XY座標を線形で投影する-JX10c/15c とすれば、XY座標で横10cm、縦15cmの図とする
→ プロットの線種(-W)、-W2 で2ポイントの線
→ 縦長の用紙(ポートレート; -P )(好きに加える)
図ファイルの書き出し(パスと名前指定)
XY軸の枠を描く
さきの演習4-1(Exercise-4-1.bat)では、二つのデータのプロットを結ぶ線を描くことだけをやりました。これに、XYの座標軸やグリッド線を描きましょう。
演習4-2 XYプロットの座標軸とグリッドを描く
- バッチファイル(BAT-4-1.bat)をコピーして、名前を BAT-4-2.bat としてください。
- BAT-4-2.bat の書き出しファイル名を、Fig-4-2 と変更してください。(読み込みファイル名は、xyDATA-4-1.txt のまま変えない)
psxyの命令文のオプション-B : -Bg2a2 を追加してください。
このバッチファイルを実行してください。
このオプション追加により、XY座標の境界(-B)を描き、その境界にグリッド(g)を2単位毎に引き、数値(a: annotation)を2単位毎に記しました。
できましたか?
できなかったら、以下をダウンロード