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  • 定義式( set= )

     GMTで同じ様式の図を複数つくるとき、設定値だけを変えるだけで図を作れるようにします。ある文字列を定義して、それに設定値を入力すればよいのです。その定義を、set=  で命令します。


    set 文字列=XX :ある文字列を定義して、それにXXを入力します。
    そのあとの命令文で、%文字列% を記すと、XX  が呼びだされます。


    また、バッチファイルに注釈文(remark)を記すには、行の先頭に “ rem “ をつけます。

    rem が先頭につくと、その行は命令文として読み込まれなくなります)




    上の命令文の説明:

    set W=0 では、‘ W ’を定義したところに、’ 0 ‘ を 入力しています。

    %W% では、 ‘ W ’を呼び出しています(入力した ’ 0 ‘ が反映される)。

    上の命令文の  –R%W%/%E%/%S%/%N%  は、  -R0/360/-89/89 と同じことです。


    定義する文字列は、アルファベットだけにして、大文字と小文字を区別しましょう。

    GMTでは、そのような癖をつけましょう)


  • 定義式( set )を使った命令文を実行


    演習2-1(GMT_2-1)  以下の命令文(GMT_script_Ex2-1)の設定値(地図範囲)を変えて、北太平洋全体が収まる地図を作ってください。

  • 定義式に使う文字列の注意事項

    先の演習問題では、set Ax=2  などと、Ax を定義しました。定義式に使う文字列は、バッチファイルの命令言葉で使われているものはダメです。

    ダメな例

    set Set=2

    set Path=2

    set Dir=2

    set Cd=2

    ここで使った、set, path, dir, cdなどは、バッチファイルでの命令文の言葉です。何が命令言葉か知らなくても大丈夫。 TeraPadでは、デフォルト設定で、バッチファイルの命令言葉はが太文字で表示されます。



    TeraPadのメニューバー「表示」→「オプション」→「色」の設定で、BATキーワードが、キーワード強調(太文字)に設定されています。バッチファイルで、「命令言葉」(set, path, cdなど)はキーワードとして、太字で表示するように設定されています。