炭酸カルシウム粒子の形成と二酸化炭素の飽和濃度
토픽 개요
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サンゴ礁が拡大すれば、大気中二酸化炭素が減って、温暖化は緩和されるのでしょうか?
海洋で炭酸カルシムの殻が形成されると、大気中の二酸化炭素が減りそうな気もしますが、実はその逆になります。そのカラクリを理解するには、海水のアルカリ度の変化から考えなくてはなりません。
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炭酸カルシウム粒子の形成前後における、その海水1Lに溶存しうるDIC濃度を計算します。その溶存しうるDIC濃度の差だけ海水中のDICが余剰になります。その水が大気と接していれば、その余剰分だけ、大気へ二酸化炭素として放出されます。
①炭酸カルシウムが形成される前に、海水に溶存しうるDIC濃度を計算
②炭酸カルシウムが形成されアルカリ度が変化したときに、溶存しうるDIC濃度を計算
①と②の差から余剰になるDIC濃度を計算します。忘れてならないのは、炭酸カルシウムが形成された分だけ、すでに、その水からDICが取り除かれていることです。
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海水で炭酸カルシウム粒子が形成されると、大気へ二酸化炭素が放出されるのは、海洋化学では常識とされます。教科書的には、以下の反応式で説明されています。
2HCO3- + Ca2+ ⇆ CaCO3 + H2CO3
海洋生物は、2個分子の炭酸水素イオン(HCO3-)を取り込んで、炭酸カルシウム(CaCO3)粒子を形成し、炭酸(二酸化炭素)を吐き出します。
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