海洋での有機物粒子の沈降(説)
Topic outline
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植物プランクトンは海水に漂って生きているのだから、粒子密度は海水に近いです。そのプランクトン粒子が群体を形成することにより、十分な沈降速度をもつことがあります。すると、混合層を抜けて、その下の密度躍層に到達します。密度躍層を越えられない粒子が多いと考えられています。
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海事用語で、「バラスト」というのがあります。船が浮きすぎないように、重りとして、タンクにバラスト(重り)水を入れるのです。フワフワ浮かぶ粒子に重りをつけて、沈降させる効果を「バラスト効果」と呼びます。
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授業の終わりに、「沈降と浮遊を分ける速度」があるのか(という趣旨の)質問を受けました。なかなか、難しい質問です。
どれくらいの時間スケールの自然現象を考えるのか? によって決まると思います。
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