
海藻を持続的に生産するためには、海藻たちの繁殖戦略を理解した上で、藻場の保全や増養殖を適切に行っていく必要があります。海藻は外界の環境の変化を感知することで、成長から生殖の転換を厳密に調節していると考えられていますが、これらの制御機構は不明です。海藻の生殖機構を明らかにし、海藻の繁殖戦略を理解することで、SDGs(海を豊かに、飢餓をゼロに)に貢献したいと考えています。
国連では2021年からの10年間を、「海洋科学の10年」に定めて、SDGsに貢献することを目指しています。国連が定める海洋科学には、水産漁業の分野も含まれます。