章节大纲

    •  有線式のCTDは船上の受信器(船上局)とセンサ(水中局)とが同軸ケーブルで接続されているもので、船上でリアルタイムに計測値を監視できます。センサ単独で用いられることもありますが、多くの場合、採水装置と組み合わせた「CTD採水システム」として利用され、CTDの圧力センサの値を確認しながら正確に目的の深度の海水を採取することができます。また、センサによって得られた計測値と採取した海水の分析値を比較することで、センサ出力値の補正や、採水の不具合や分析ミスが無いかの確認ができます。

       CTD採水システムは、採水器の数や容量に応じてサイズが変わり、大型化するほど観測作業に要する人員が多くなるうえ、荒天時に安全に作業することが難しくなります。

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    • 図4 CTD採水システム