海水の密度表記(覚えてください)
海水の密度表記(大事なので覚えてください)
真水の密度(4℃)は1.000 g cm-3 (≒ 1000 kg m-3)で、サイコロ大(1 cm3)の海水であれば塩類が0.02~0.03 g ほど入っています。牛乳パック大(1 L)であれば塩類が20~30 gほど入っています。そのため、海水の密度は、1.020 g cm-3~1.030 g cm-3の範囲に収まっています。SI単位系にすると、1020 kg m-3 ~ 1030 kg m-3の範囲です。海水の密度(SI単位系)の千と百の位は、どんなことがあっても、1と0のまま変わりません。
海洋学者は面倒くさがり屋だから、毎度同じことを記したくない。この千と百の位の1と0を取り払って密度を表記することにしました 例えば、1026.7 kg m-3であれば26.7と表記します。何を意味するのか明示するため「σ」をつけます。つまり。26.7σと表記します。26.7σであれば、1026.7 kg m-3です。
ポテンシャル水温(Θ)から計算された密度をポテンシャル密度といい、σΘと表記します。
最終更新日時: 2023年 10月 24日(火曜日) 09:20