Topic outline
プランクトン群集の北上
- 各点は A-F の6つに分けられ、90年代に比べて2000年代の分布が北上していた。
- 最も北上していた2007年には南方に新たな群集Dが出現し、太平洋産種が多かった。
- より長期的に見ても太平洋産種は増加傾向と言われている。
プランクトンの採集と船上実験の例
- ネット試料から生きた状態の雌成体を拾い出した。
- 船上実験室にて、野外水温条件下 (0ᵒC)で飼育し、産卵数を計数した。
- 卵は孵化するまで飼育した。
- 輸送された太平洋産種の産卵を確認。
(産卵数は北太平洋と同様の結果)
- ただ、孵化した卵はたった7.5%であった。(北太平洋では90%以上)
- おそらくほとんどの卵が未授精のまま産卵されているためと考えられる。
- 現状では北極海への定着は困難と考えられる。