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       水産資源の持続的な利用を実現するため,基礎生産過程とそれを支える栄養物質環境の把握をすすめ,SDGsに貢献します。

        国連では2021年からの10年間を、「海洋科学の10年」に定めて、SDGsに貢献することを目指しています。国連が定める海洋科学には、水産漁業の分野も含まれます。

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      • サロマ湖のホタテガイ養殖許容量を推定するための,環境モニタリングを実施している
      • ホタテガイのエサ量を見積もるためには,エサの主体となる植物プランクトンの生産過程と,エサを消費する過程を調査する必要がある
      • ホタテガイ養殖に関わる生態系機能・構造の把握には,基礎生産学,化学,生物学が必要とされ,当研究室のスキルを活用する絶好の研究対象となっている


    •  サロマ湖の夕日

      • サロマ湖はホタテガイの垂下養殖のメッカであり,年間約7千トンを生産している
      • 外海へ放流するためのホタテ稚貝の生産漁場でもあり,外海での年間約7万トンのホタテガイ生産を支えている
      • 漁業資源を包括的に管理し,永続的に利用していくため,漁業者がホタテガイ養殖許容量を設定し,サロマ湖の漁場管理を行っている
      • 当研究室は2018年6月から,サロマ湖養殖漁業協同組合と協力し,養殖許容量を算定するための環境モニタリングを実施している








      • ホタテガイは植物プランクトンを主体とする,水中に懸濁している粒子態有機物をろ過摂食している
      • 養殖ホタテガイ,カキに加えて,それらに付着するイガイ,ホヤなどの付着生物や,動物プランクトンは同様のエサを摂食する
      • ホタテガイが摂食できる量を推定するためには,他のエサ競合生物の摂食量を把握する必要がある


  •  海洋生物科学科  SDGs2 SDGS14 海洋学