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エクセルでデータを整理して、図を作成するソフト(GMTなど)で読み込ませます。エクセルデータのフォーマットを整えるやり方を学びます。データの表示形式、ファイルの保存形式で整えます。
エクセルデータの日時表記
エクセルでは、「1900年1月1日」を数値の「1」に対応させて、1日毎に対応数値が「1」増えます。
日付 対応数値
1900年1月1日 1
1900年1月2日 2
2020年4月8日 43929
1900年1月1日1時1分1秒
1 (1900年1月1日 0:00:00 ) +1/24(1時) + 1/24/60(1分) + 1/24/60/60 (1秒)=1.04237268518519
これを理解しておくと、日付データを使った計算ができるようになります。
時系列グラフを作りたいとき、日時から換算した「数値」をX座標にプロットすればよいです。ただし、数値だと、時間感覚が捉えにくいので、GMTの機能を使って軸に日時をプロットすることができます。
エクセルでは、「1900年1月1日」を数値の「1」に対応させて、1日毎に対応数値が「1」増えます。「1900年1月2日」であれば数値「2」、2020年4月8は数値「43929」に対応します。1900年1月1日1時1分1秒であれば、1+1/24(1時) + 1/24/60(1分) + 1/24/60/60 (1秒)=1.04237268518519 になります。これを理解しておくと、日付データを使った計算ができるようになります。
Topic outline
psconotur の復習 (演習9-1)
- 演習9-1
- 作業フォルダ(c:\GMT_exe\Exercise-9\)を作る。
- BAT-9-1.txt をダウンロード、作業ホルダにバッチファイル( .bat )として保存。
- xyDATA-9-1.txt もダウンロード、作業フォルダに保存。
- 実行してください。
Windows版の命令文は、Bat-9-1.txtです。
Mac版の命令文は、GMT_script_Ex9-1.sh です。
データファイルは、WindowsとMac共通で、xyDATA-9-1.txt です。
このようなファイルができましたか?
バッチファイルの中身を理解しましょう。
(以下のように、Windows版では、"set Bourary = -BWs〜から"と定義して、それを psbasemapのオプションに代入していますが、Mac版では、”Boundary”として定義文を作らず、psbasemapのオプションを直接入力してください)
すでに学んだ命令文とオプションですね。
カラーパレットの範囲指定( -T0/50/5 )だけ解説します。
配色パターンは、-Crainbowで与えられているように、” rainbow ” です。上図に rainbowパターンを示しています。rainbow パターンの下端は紫色、上端は赤色になります。範囲指定( -T下端/上端/間隔)にて、下端をデータの0、上端をデータの50に設定しました。間隔を5に設定したので、色調は(50-0)/5 = 10 段階になります。
間隔を1に設定して、実行してみましょう。
(書き出しファイルの名前を変えない場合は、作業フォルダの同名ファイルを削除してから、実行してください)
色調が50段階になりました。コンター(等値線)を描いているので、かなり込み合った図になりました。上のカラーコンター図では、図の下のほう(水深80~90 m)が白で塗られています。データファイルを見ればわかりますが、データが無いのではなく、「大きな値をもつデータ」なのです。
カラーパレットの範囲オプション(-T0/50/5)にて、上端の値を50に設定しましたが、50より大きな値に色が割り振られていないのです。
makecpt の命令文に、オプション -Do (oは、小文字のオー)を加えてください。
バッチファイル名を BAT-9-1-2.bat、図ファイル名をFig-9-1-2.eps として実行しましょう。
カラーパレットの上端値(50)を超えたデータは、上端値の色と同じ色が塗られました。
(ただし、赤く塗られたところが、50以下であると誤解を与えてしまいます)
上端値を70と変更したほうがいいでしょう。