仔魚期や卵の生残率が水産資源の量を大きく変動させます。これを正確に把握しながら、漁業を続ける必要があります。魚の卵や仔魚を採取する方法を動画教材でお伝えします。世界中の人たちに関心を持ってもらうことで、SDGs(飢餓をゼロに、海の豊かさを守ろう)に貢献したいと考えています。
国連では2021年からの10年間を、「海洋科学の10年」に定めて、SDGsに貢献することを目指しています。国連が定める海洋科学には、水産漁業の分野も含まれます。
「北大練習船うしお丸によるスケトウダラ資源量調査」
4-5月には、スケトウダラの大型仔魚と浮遊仔魚をFMTネット傾斜曳きで採集し、成長速度の年変動を、水温環境や餌の多寡から解明する調査を実施している。
12-3月の卵仔魚調査と同様に、資源量予報事業への活用と、水産学部生や水産科学院の大学院生の実践実習として活用されている。