2-1. 物理パラメタを自動計算して変数に追加
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海の水は流体なので、浅い方に低密度の水、深い方に高密度の水があります。海水の密度は、水温と塩分で決まります。低水温・高塩分ほど高密度になります。表面の水が冷やされて高密度化すると、その密度と同じ水深まで表面水が沈み込みます。表面の水が、深い所で高水圧に曝されると温度が少し上昇します。海洋学では、この圧力効果を考慮して水温を述べるケースが多いです。つまり、ある深さの水を表面まで持ち上げた場合の温度に補正したものを、ポテンシャル水温といいます。(ポテンシャル水温については、別のところで詳しく説明します)海洋学では、水塊の特性を調べるため、X軸が塩分、Y軸がポテンシャル水温の散布図を作り、その図の背景に等密度線を加えた、T-Sダイアグラムを作ります。
このコースでは、T-Sダイアグラムの作り方を知ってもらいます。
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先のコース(1-6.ODVで散布図を作る)で既にやっていますが、復習のため、詳しく説明します。
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