人為催熟により成熟したウナギが、卵を産むためには卵成熟誘起ホルモン (17, 20β- Dihydroxy- 4- pregen- 3- one: DHP) を投与する必要があります。
しかし、すべての個体に投与するわけではありません。
DHPを打つ前に卵の状態をまず確認します。
ウナギの総排泄腔から卵母細胞(卵濾胞)を取り出し、その直径が750μm以上の個体のみ腹部にDHPを注射します。
この際にDHPの量は 2μg / g (body weight)なので、注射の前に体重を測定します。

ウナギの腹部にDHPを注射