人間とは違い、ウナギは生まれたときはまだ性別が決まっていません。
ウナギの性別が決まるのは黄ウナギ(全長約 25~35 cm)まで成長してからです。
不思議なことに、シラスウナギの時に捕獲されて養鰻場で育てられたウナギはほとんどがオスになります。
しかし、ウナギの種苗生産のためにはメスが不可欠。
ウナギがメスになるよう、シラスウナギの餌にエストラジオール17ベータ (estradiol - 17β) を混ぜます。
(エストラジオールは女性ホルモンであるエストロゲンの一種です)
このように人為的にメスにすることを「雌化」といいます。