セクションアウトライン

    • クロコはどんどん大きくなり、馴染みのある「ウナギ」になります。

      背は緑っぽいブロンズのような色で、腹は白ですが若干黄色です。

      命名した人は背と腹の間に帯のように見える黄色が印象的だったのか、この時期を「黄ウナギ (Yellow eel)」といいます。

      (ただ、この時期は色のバリエーションが大きいです。)

      蒲焼など食用で消費されるのは黄ウナギの時期です。

    • 5~10年間、黄ウナギとして成長したウナギは性成熟すると、もう一度変態します。

      とは言え、レプトセファルスがシラスウナギになるような劇的な変化ではありませんが。。。

      自分が産まれたところ、産卵場に向かって 2,000 kmを泳ぎ続けるために目やヒレが大きくなり、体色も変わります。

      この時にウナギの皮膚が金属のような色に変わるため「銀ウナギ (Silver eel)」と呼ばれ、この変態を「銀化 (Silvering)」といいます。


      黄ウナギの銀ウナギのステージは、体の特徴によりさらに細かく分けられ、Yellow eel stage 1 (Y1)、Yellow eel stage 2 (Y2)、Silver eel stage 1 (S1)、Siver eel stage 2 (S2)に分類されます。

    • 性成熟が始まりS1に変態したウナギは産卵場に向かって泳ぎながらS2に変わります。

      寝ずに食べずに泳いて産卵場にたどり着いたウナギは繁殖を終えた後に、自分が産まれた場所で生を終えます。