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    •  2021 年の大規模有害赤潮の場合、高濃度のクロロフィル a が 8 月下旬には既に始まっていたことが衛星の海表面クロロフィル a のモニタリングによって明らかになっています。カレニア属はその補助色素から、衛星データにもとづく検出が可能なことが、瀬戸内海やアイルランド南岸におけるミキモトイ、フロリダ半島西岸におけるブレビスについて報告されています。これら衛星データを用いたアルゴリズムから、道東海域においてもカレニア属の検出が可能であると考えられます。赤潮の防除策として、海底耕耘による珪藻(競合生物)の発芽促進、藻場造成(微生物学的防除)や活性粘土の散布(凝集除去)があります。セリフォルミスの防除策として、何が有効かは今後の研究評価が待たれます。しかしセリフォルミスが優占する水塊を衛星データの補助色素アルゴリズムにより検出し、赤潮ほど高密度になる前に、事前に準備した何らかの防除対策を施すことが重要であると考えられます。