セクションアウトライン

    •     2021 年 10 月 6–12 日に、本学水産学部附属練習船「うしお丸(179 トン)」により、襟裳岬西岸から厚岸沖にかけて設けた全 32 点で表面海水1Lを採水しました。採水試料は、終濃度 1%になるようにグルタールアルデヒドを添加することで固定し、植物プランクトン細胞数を計数しました。また植物プランクトンの含有色素である、クロロフィルaを測定しました。赤潮原因藻であるセリフォルミスの野外における高密度条件を明らかにするために、環境要因として、水温、塩分、硝酸塩、亜硝酸塩、アンモニウム塩、リン酸塩、ケイ酸塩濃度を独立変数、セリフォルミス細胞数密度を目的変数とする一般化線型モデルによる解析を行いました。単細胞生物の種または属ごとの細胞数密度のデータに基づき類似度マトリックスを作成した後、平均連結法でデンドログラムを作成し、任意の類似度で区切ることによって、植物プランクトン群集分けを行いました。調査期間における海表面水温とクロロフィルaの水平分布の評価には、JAXA の提供する気候変動観測衛星GCOM-C「しきさい」を用いました。