セクションアウトライン

    • 現在毎年4億トンのプラスチックが生産され、1000万トン近い量が海洋に流出していると推定されています。そのプラスチックを海鳥が飲み込んでいます。1960年代に報告されて以来、海鳥の胃中のプラスチック出現率は年々増えており、北大西洋のフルマカモメでは1970年代から2000年代に、北極海でも2000年初から2008年にかけてその割合は増加し、今ではほとんどの個体がプラスチックを胃の中に持っています。こうしたプラスチックの飲みこみが海鳥に与える影響については十分にはわかっていません。これまでのプラスチック飲みこみの影響に関する研究をレビューすると、体重の0.25%以上のプラスチックを飲み込んでいた場合その影響がありそうなことが分かりました。海鳥の雛を使った野外でのプラスチック投与実験をおこなっています。




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