C. antiqua を用いて化合物 1~4 の殺藻活性を評価しました。化合物 1 から 4 は濃度依存的に殺藻活性を示し、LC₅₀値はそれぞれ 0.64, 0.18, 6.37, 0.20 μM でした(表3)。化合物1,2,4は同等の活性を示したが,positin-1にメチルチオエーテルを有するquestiomycin D(3)は他の3つの同族体に比べて有意に低い活性でした。1の毒性は渦鞭毛藻Karenia mikimotoi,珪藻Chaetoceros didymus,食用赤色大藻Bangia fuscopurpurea,ブラインシュリンプArtemia salinaおよび淡水メダカOryzias sp. 4の毒性はブラインシュリンプに対しても試験されました。化合物1は,試験したすべての生物,特に微細藻類に対して毒性を示したが,多細胞性アグラや水生動物に対する毒性は低かったです(表3)。