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    • 前述通り、例え同じ魚種であっても魚の生理状態や環境によって水中の環境DNA濃度が変わるので、環境DNAでバイオマスを推定する際には細心な注意が必要です。

      また水中のDNAは不均等に存在するため、正確なデータを得るためには複数のサンプルをとるのことが重要です。

      本研究のサンプルからも、5反復間での出現種がそれぞれ異なり、全ての実験区で検出されたのは夏は18 OTU のうち 3 OTU(カタクチイワシ、マイワシ、ブリ)、冬は 39 OTU のうち 2 OTU (アイナメ、スケトウダラ)のみでした。


    • 魚の生理状態による環境DNAの変動および水中の環境DNAの不均等さについては以下のコースをご参考ください。