4-2.遠心分離
半径r の円周上を角速度ω(rad)で運動する質量mの物体に働く遠心力Fは,
遠心分離機を回転数Nで運転しているとき,中心からrにある物体が1秒間に移動する距離Lは,
遠心分離機の仕様書では回転数をr.p.m (revolution per minute)で表記していることが多い。国際単位では秒単位のr.p.sに換算すること。角速度1 radは半径と同長の孤がなす角度なので,
式4-12の遠心力と万有引力mgの比が遠心効果xである。
x = 4mπ²N²r /mg = 4π²N²r/g (4-13)
通常,遠心力は10 Gや100 Gと表記され,数字が遠心効果xを,Gが重力加速度を表す。ここで,重力加速度を大文字のGで表すのは,質量のgと区別するためである。
遠心場で流体中を沈降する粒子の推進力は遠心力なので,Stokes式の重力加速度を式4-14で置き換えると,
(4-15)
遠心力は,回転軸の中心から粒子までの距離rの関数なので,
式4-15と4-16から,遠心分離によって粒子が遠沈管の底に沈む時間を求めることができる。