音で生物の動きが見える
섹션 개요
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下のエコーグラムは,船をある場所にとめて,周波数100 kHz(上)と25 kHz(下)の2つの周波数で同時に深さ200 mまでの海中を覗いたものです。ちょうど日没を挟んで観測しました。両図共にV字型に現れているエコーは,直径80 cmのリング枠がついたプランクトンネットを垂直に曳網している記録です。船をとめて網を海中に下げてすぐに上げているので,このようにV字型になります。上のエコーグラムにおいて,左端の深さ160 mほどのところから水面まで何かが移動している様子が見えます。しかし下のエコーグラムでは見えません。これも音響特性による反応の違いと言えます。この生物の正体をプランクトンネットの採集物から見たところ,写真にある通り,オキアミ類やタンキャク類と呼ばれるものでした。一方,深さ60 mほどのところに「らせん状」のエコーが見られます。一体これはなんでしょう?

