섹션 개요

  • 「低利用資源・紅藻から新たなオリゴ糖調製法の開発」で、ダルスに特有の構造を持つキシロオリゴ糖の調製方法を紹介しました。その際の調製方法として市販の酵素を用いていますが、それには多糖を内部から加水分解するエンド型の酵素と多糖の端から加水分解するエキソ型の2種類の酵素が含まれています。エキソ型の酵素はオリゴ糖を単糖のキシロースにしてしまうため、オリゴ糖の収率が低下します。本コースでは、微生物からエンド型の酵素の遺伝子を獲得し、その遺伝子情報を元に大腸菌に酵素を作ってもらうことでエンド型の酵素のみを用意しました。それを用いてオリゴ糖の調製を行いました。


    図1.エンド型およびエキソ型酵素の特性