国連による17の持続可能な開発目標(SDGs)の一つに掲げられているように、「海洋と海洋資源の持続的な保全・利用」は世界的な課題です。近年では、海洋環境の変化による天然水産物資源の減少や、世界的な水産物需要の増大により、効率的で持続的な水産物の増養殖技術開発が望まれています。私たちの研究室では、「魚の卵を科学する」をキーワードに、魚類の卵形成に関する生理学的な基礎研究をベースとした、種苗生産技術開発や先端的技術を用いた育種試験に加え、効率的な魚類資源調査法の開発や魚類を用いたバイオテクノロジー技術開発に取り組んでいます。