섹션 개요


    • 噴火湾は、北海道南西部に位置する、内湾です。

      下の左図の黒色塗りの部分は、数十万年前、海だったところです。その昔、噴火湾は、太平洋と日本海を結ぶ海峡だったと考えられます。

      噴火湾の周りには、活発な火山があるので、「噴火湾」と名付けれらているようです。

      海流図(下の左図)を見てください。寒流の親潮、暖流の黒潮(→津軽暖流)が近くを流れていますね。

      春先に、親潮の水が噴火湾に流れ込み、晩夏に、津軽暖流の水が噴火湾に流れ込みます。






    • 噴火湾の水は、初春と晩夏に水が入れ替わるので、春から夏、秋から冬、水が滞留するのです。

      その期間であれば、外洋の水(親潮系水や黒潮系水)の水質変化を時系列で追うことができるのです。

      (海流があるところでは、1か月ごとに同じ場所で観測をやっても、同じ水を観測することは、ほぼ不可能です)



      噴火湾で海洋観測を毎月のように行えば、いろいろなことが発見できるだろう、ということで観測を続けています。

      実際に、植物由来のイソプレン濃度が変る要因を明らかにしたり、有機ヨウ素ガスの発生についての知見が得られています。





    • 毎年、3月初旬から、3週間くらい、珪藻のブルームが起きます。年間の基礎生産量の半分くらいが、この春の珪藻ブルームによって支えられています。

      以下は、人工衛星で調べた海表面のクロロフィル濃度の分布です。