章节大纲

  •  グリッドデータの数値が、何の色や濃淡に当てはまるかを定める一覧表(カラーパレット)を作ります。どのような配色パターンを使うのかも定めます。



    1行目:



      -C  オプションに続く、「 relief 」で、配色のパターンを指定している。



    gmt makecpt -Crelief -Z -V  > に続けて、書きだすフォルダのパスを指定、カラーパレットファイルの名前を指定しています。

    カラーパレットファイルの拡張子は、 .cpt  です。


    オプション -Z  は、makecpt  の命令文には付けておいてください(詳細は公式マニュアル)。

    オプション -Vも、とりあえず付けておいてください。


    relief 以外に計44種の配色パターンが提供されている。一覧の絵は以下。





      • 演習3-2 (GMT_Exercise_3-2)

      GMT_script_Ex3-1  のカラーパレットの配色( relief )を、「 gray 」に変更してください。書き出しファイル名を、Ex3-2.eps  としてください。要変更は3か所です。バッチファイルは別名(GMT_script_3-2.bat)で保存しましょう。これで実行してください。


      白黒だけの図になってしまったでしょうか?


      これは、カラーパレットで設定している数値が適切ではないからです。
      作業フォルダ(c:\GMT_exe\Exercise-3-1\)に作られたカラーパレット(Ex3-1.cpt)を、TeraPadで開いてください。




      これが、配色パターン「gray」のカラーパレットです。

      一行目: 0     black       1        white

       数値0(標高0 m)が       黒、   数値1(標高1m)が白    と設定されています。


      したがって、0m以下の海が黒、1m以上の陸が白で表示されたのです。


      このカラーパレットを、手動で設定します。


      • 演習3-3 (GMT_Exercise_3-3)
      1. TeraPadで開いたカラーパレット( Ex3-1.cpt の1行目の数値を適当に変更してください。
      2. 書き出しファイル名を Ex3-3.eps  として上書き保存しましょう。要変更は3ヶ所です。
      3. GMT_script_Ex3-2.bat  で、1行目の命令文(gmt makecpt ~)を注釈とするため、先頭に   rem  を入力してください。そのバッチファイルを、別名(GMT_script_Ex3-3.bat )で保存します。
      4. GMTコマンドプロンプトで、GMT_script_Ex3-3.bat を実行しましょう。



      カラーパレットファイルの修正例を示します。

      TeraPadでカラーパレットファイル(Ex3-1.cpt)を開いて、1行目の数値を変更

           



      再確認します。

      バッチファイルで、gmt makecpt  の命令文を注釈文としましたか?

      rem gmt makecpt  ~  とすることで、gmt makecpt  の命令文を無効(注釈)としています。

      (カラーパレットファイルを手動で変更したのだから、新たにカラーパレットファイルを作らせないために、rem をつけました)




      このバッチファイルを実行してください。

      以下のような図が描けましたか?



      いろいろなカラーパレットを試してみましょう。


      うまくいきましたか?

      以下、トラブル対応です。