水温と塩分から決まる海水の密度(26.4,26.6, 26.8 σθなど)を計算して、下の図の実線で表した。等密度線が緩やかな曲線になっていることに注目してほしい。北太平洋中層水は、亜寒帯の亜表層水と亜熱帯の中層水が等密度面で混合してできる。等密度のこれら2つの水塊(亜寒帯●と亜熱帯●の水)が1:1の割合で混ざったとする。混合後、水温と塩分は両水塊の平均値になる。しかし、密度は等しいまま(26.700σθ)ではなく、若干高密度の26.774σθになる(混合水■)。その差は、0.074σθである。このように、異なる水温・塩分の水が混合することで密度が増す効果を“キャベリング”という。
