サンプルの調整
1.
サンプルの小片(ほんの少しで良い)を、からの1.5 mlテストチューブに移す。サンプル量が多いと、計測時にピークが分かりにくくなる。
2.
事前に調合したA液(冷蔵保存)をチューブに150 μℓ入れ、ボルテックスをかける。A液は細胞をバラバラにする働きを持つ。
3.
30分間ボルテックスをかける。
4.
フローサイトメーターの電源を入れる。電源の入れ方は、①トランスフォーマーのブレーカー、②プリンター(右端)の電源を入れ、30分後に本体の裏側のスイッチの上側の押しボタンスイッチをまず入れる。その後、押しボタンスイッチの下部にあるロッカースイッチ(シーソーのように動くスイッチ)の順に入れる。消すときはこの逆。
5.
蛍光ランプの点灯時間を記入する。
6.
サンプルの入ったチューブにB液(DAPI)を600-800μℓ加えボルテックスを続ける。DAPI:DNA蛍光染色液
7.
メッシュフィルターを装着したチューブの上からサンプルを流し込み、メッシュを通して落とす。メッシュの上からさらにB液を200μℓ加え,DWを200μℓ加え、十分にボルテックスをかける。ボルテックス前にゴム帽フィルターの上から圧力をかけると良い。(特に圧力を加えなくても落ちて行く)
8.
フローサイトメーターのCLEANボタンを押し、測定流路を洗浄する。
9.
サンプル(一番最初はコントロール)を装着し、STOP→STARTの順で押し測定する。
10. 画面上に波長が現れたら波のピークを100の値に合わせる。GAIN→UPもしくはDOWNボタンで調整(大体485位がちょうどいい)→ENTERもしくはCLEARを押す。
11. 一つのサンプル量が多く過ぎる場合はSPEED→UPもしくはDOWNで調節→ENTERを押す。ピークがブロード(底辺の幅が広い)場合にはB液+DW=1:1で薄めていく。
12. 測定結果をプリントする。STOP→FUNC→PRINT
13. サンプルを取り出し、CLEANを押して流路を洗浄する。サンプル吸い込み口がサンプルに浸っているのでDWをかけて洗浄する。
14. サンプルを測定する(9,
11-13の繰り返し)。複数のサンプルを一緒に比較したい場合はサンプルを混ぜ合わせる。サンプル液が少なくなったら、B液とDWを加える。
15. 測定が終わったら電源を切る。
16. 蛍光ランプの使用時間を使用簿に記入する。
17. メッシュの洗浄:水に浸けておいて、水流で汚れを落とす。DWで洗浄。