① 雌性発生半数体
1.
紫外線ランプを点灯する。
2.
きれいに洗浄し、底面の側面にワセリンを塗ったフラットシャーレを用意する。
3.
精子をサクラマス精漿(サケマスの場合)あるいは人工精漿(コイ目魚類)で50-100倍に希釈する。
4.
0.5 mlのサケマスの希釈精子、あるいは100-200μℓのコイ目魚類の精子をフラットシャーレの底面に入れて気泡を含まないように拡げる。
5.
点灯後10分以上経ったら紫外線ランプで90秒処理する。
6.
紫外線処理した精子(UV精子)は、テストチューブやヘマトクリット管に移して乾燥しないように保存する。(正常な精子とコンタミしないようにする)
7.
未受精卵へ紫外線精子を媒精し、受精液に(あるいは受精液を)入れて受精する。
② 雄性発生半数体
1.
サランラップをピンと張ったシャーレを用意し、このシャーレ上に円形枠を置く。
2.
円形枠の中に、サクラマス卵巣腔液を入れ、ゼブラフィッシュまたはキンギョの未受精卵を縁に付かないように入れる。
3.
サクラマス卵巣腔液をピペットマンで、卵のぎりぎりまで吸い出す。
4.
シャーレを紫外線ランプの箱に入れ、紫外線処理する(約3分)。
5.
紫外線処理後、卵巣腔液を吸い出し、正常精子で媒精する。
媒精した卵を受精液の中に入れて受精させる。