① 池に網を入れ親魚を捕獲し、親魚の雌雄を確認する。
② メス親魚の体をタオルで拭き水分を拭う。
③ 一人(利手に軍手をする)が♀の頭を、もう一人(利手でないほうに軍手をする)が尾を持ち、尾の側の人が腹を搾り、卵を丼の中にいれたザルに取る。(糞や小水、水を混ぜない)
④ 卵をサケマス用リンゲル液で洗い、どんぶりに移す。さらに卵の表面までリンゲルを加える。
⑤ オス親魚を同じように2人で支え、腹を搾って精子をプラスチックコップへ入れる。(小水が混合しないように注意する)
⑥ 適量の卵をザルに取り、リンゲルを切って他のどんぶりに移す。
⑦ どんぶりの未受精卵に精子をかけ、卵を良く混ぜた後、リンゲル液を少し加え(精子の付活)、更に河川水(あるいは井水)を丼の半分位まで加える。数分置く(受精)。
⑧ 受精卵をざるにあけ、水を切る。もう一度、丼に河川水(あるいは井水)を入れ、受精卵を入れて洗う。何回か繰り返して精子が残らないようにする。
⑨ 飼育培養する場合は、イソジン液で消毒した後、孵化槽へ移す。染色体操作を行う場合は、フレンチプレスのセル内に収容し、圧力処理を行う。