① 採卵の前日午前中に雌の飼育水を新しいものにかえる。(環境刺激)
②
前日の夕方(5時から10時くらい)に雌雄の腹腔内にhCGを注射。(雌1-10unit/gBW、雄0.1〜1unit/gBW)
③
当日の朝から排卵をチェック
④
雄を麻酔し、ヘマトクリット毛細管に精液を採取し、人工精漿で50-100倍に希釈し冷蔵庫へ保存。(人工精漿:NaCl 5.61 g/L, KCl 5.23 g/L, CaCl2・2H2O 0.33 g/L, MgCl2・6H2O 0.22 g/L, NaHCO3 0.2 g/L, pH8.0)
⑤
雌を麻酔し、サランラップ上に排卵卵を搾出する。乾燥しないようにカバーをかけて室温で保存。(2時間以内に受精を終わらせる)
⑥ プラスチックマドラーを使ってサランラップ片の上に必要量の卵を移す。
⑦ 黄色チップを使い、希釈精液を媒精し、爪楊枝の背で軽く混ぜる。
⑧ 受精液(0.2%urea, 0.24%NaCl水)をシャーレに満たし、媒精卵を入れて受精する。
⑨ 卵が集中しないように、爪楊枝で切るように撹拌し、散らしておく。
⑩ 受精液を捨て、卵膜除去液(0.1%トリプシン、0.4%尿素を含むリンゲル液)を入れ、静置する。
⑪ 卵膜が透明になってきたら、シャーレを水平に動かして卵膜除去卵をシャーレ中央に集める。
卵膜除去卵を一次培養液を満たしたアガロースシャーレに移す。