章节大纲

    • (B)の対処法(濃度が低くて原点付近にプロットされ、詳しく見えない)

       標準試料①~⑥のプロット(図2)で、原点付近を拡大表示した。


      図3 標準試料①~⑥の測定結果で原点付近を拡大表示(①と②だけ表示)

      この図の赤丸は、低濃度の標準試料①と②のプロットである。青破線は標準試料①~⑥の近似直線である。赤丸と近似直線がずいぶん離れている。この近似直線の回帰式に低濃度の信号強度を代入して濃度を求めると、実際の濃度と大きな差が生まれてしまう。そのため、低い濃度範囲(①~③)の標準試料プロットだけで近似直線を作って、低濃度範囲を拡大表示した(図4)。高濃度範囲を除外することで、低濃度範囲専用の回帰式を得ることができた。

       図4 標準試料①~③(低濃度範囲だけ)をプロット