セクションアウトライン

    • コンブのネバネバ(アルギン酸)実験の記録(例)

      (自宅学習や自由研究で実験をしたら、以下のように記録するとよいです。ご自分のノートに記したり、パソコンで入力して印刷するとよいでしょう)


      実験日    年  月  日   実験者氏名        実験場所      

      実験目的:コンブには粘性物質が多く含まれる。これは、アルギン酸という炭水化物の一種である。コンブ体内では、アルギン酸ナトリウム(やアルギン酸カリウム)の粘性液体として存在する。このアルギン酸ナトリウムが、海水に流れると、海水に含まれるカルシウムイオンと結合して、アルギン酸カルシウムの固体になる。この化学変化を実験で再現し、アルギン酸の形や硬さなどの変化を確かめる。

      実験道具

      ・アルギン酸ナトリウムの粉(1 g:配布された1袋分)・乳酸カルシウムの粉(2 g:配布された1袋分)

      ・コップ2つ  ・計量カップ ・小さめの鍋  ・絵の具(あれば) ・スプーン2つ


      実験手法
      ① コップ2つにそれぞれ、水道水を100 mL入れた。片方をコップA、もう片方をコップBとする

      ② 袋入りの「A:アルギン酸 Na(ナトリウム)」の粉を全部コップAの水に入れた。片方のスプーンAで混ぜた。溶けにくいので、塊をスプーンでつぶすように混ぜる。1分置いて再び混ぜた。これを10分くらい繰り返して、完全に溶かした。

      アルギン酸の液体は沸騰すると発泡するので、電子レンジ等で加熱しないことが大事である

      ③ 袋入りの「B:乳酸Ca(カルシウム)」の粉を全部コップBの水に入れた。もう片方のスプーンBで混ぜた。(スプーン2つは、それぞれのコップ専用にする必要がある。)

      ④ コップAのアルギン酸ナトリウムの液体に、好きな色の絵の具を少し(5 mmくらい)コップA赤やコップA青に入れた。絵の具の量は最初は少なめにして、混ぜながら、量を加減した。

      ⑤ コップAのアルギン酸ナトリウムの液をスプーンですくって、一滴ずつコップBの液体に落とした。

      ⑥ 鍋に、コップA(アルギン酸ナトリウム)とコップB(乳酸カルシウム)の両方を全部入れて混ぜた。鍋のなかで、塊が硬くなるまで、手やスプーンで混ぜた。


      実験結果

      1.アルギン酸ナトリウムをコップの水に入れて、完全に溶かすまでの様子

      (どのように、何回混ぜたのか。色や硬さの変化などを記す)


      2.アルギン酸ナトリウム液体(コップA)を乳酸カルシウム液体(コップB)に1滴ずつ落とした時の様子

      (どれくらいの大きさか、どのような形か、沈んだのか、浮いたのか。何個作ったのか。色などを記す)


      3.アルギン酸ナトリウム(コップA)と乳酸カルシウム(コップB)を混ぜたときの様子

      (混ぜた直後の様子、どのように混ぜたのか、硬さがどのように変化したのかを記す)


      4.コンブやアルギン酸について調べたこと

       (天然コンブや養殖コンブについて、コンブの生態について、コンブの栄養や健康について、コンブのアルギン酸について、アルギン酸の化学変化について、調べたことを記す)