單元大綱

    • 南極海に到達した北太平洋深層水は、南極大陸の周囲を巡る、南極深層還流と合流します。(南極深層還流の元々の水は、北太平洋深層水です)

      南極の海も、冬場は相当冷やされますし、海氷が形成されるので、海氷から吐き出された高塩分の水(ブライン水)が排出されます。その低温・高塩分の水は、南極深層還流の水を巻き込みながら、海底まで沈みます。これが、世界で一番重たい、南極底層水です。南極底層水は、世界中の海の底を這って北上します。


      南極底層水は、北太平洋にまでやってきます。北太平洋の北の縁までやってきたら、北太平洋深層水となり、ジワジワと浮上して中層水に混じると考えられています。

      このように、世界中の海を水が巡っており、以下のような、絵で表されています。


      (気象庁HPより)

      これを見ると、深層水の起源である北大西洋から、南極海を巡って、一番長い旅を続けてきたのが北太平洋の深層水であることがわかります。世界で一番古い水が、私たち(日本)の近くの海にあるのです。