章节大纲

    •  一般公表されている海洋データを使って、研究に結び付くデータ整理と解析をやります。北海道から東北沖にかけて、水産庁の水研センターが観測モニタリングしている(A-Line)の実測データ、世界中の海洋データを集めて全世界中の海の平均像を描き出すデータセットのWorld Ocean Atlasなどがあります。これら以外にも、JAMSTECのデータダウンロードサイトもあります。まずは、身近で、連続的なデータが揃っている、A-Lineデータの整理と解析から取り組みましょう。


      → Ocean Data Viewで北西太平洋の海洋データ(A-Lineモニタリング)を解析
      Ocean Data Viewで北大西洋の海洋データ(A-Lineモニタリング)を解析

       Ocean Data View(ODV)とは、海洋データを使って作図するのに特化したソフトウエアで、ドイツのアルフレッド・ウェゲナー研究所(AWI)が無償で提供しています。世界中の多くの海洋学者が利用しています。ODVを、コンピューターに長けていなくても、使えるようにします。(現在、コース整備中で、順次、増やしてゆきます)私自身、ODVを学びながら、本サイトを構築しています。ODVの達人では全くありません。海洋学の専門家から、アドバイスを頂けると幸いです。


       世界中で観測された信頼ある実測データを集めて、全海洋(水平・鉛直)の気候値データ(World Ocean Atlas: WOA)が米国のNOAAより公開されています。海洋の気候値データとは、全海洋を格子状に区切って、実測データから格子点のデータを内部補完したものです。季節平均のデータセット、年平均のデータセットなどがあります。WOAのデータをOcean Data View(ODV)で簡単に解析できるように、それ専用のODVファイルが提供されています。これを使って研究解析をやってみましょう。データが多すぎて、何に焦点を当てればよいのか、迷ってしまいます。まずは、あるパラメタについて、シンプルに全海洋の水平分布を描いてみましょう。


      → WOCEデータをODVで作図する

       ODVのフォーマットに揃えた海洋オープンデータが、ODVのサイトから提供されています。これらも覗いて見ましょう。

       まずは、WOCEから。

      → GMT ver.5 の使い方

       こちらは、地図情報、マッピングソフトです。米国のハワイ大学が無償で提供しています。ODVより、細かい設定で作図ができますが、結構、難しいです。ちょっとしたプログラミングが好きなかたなら挑戦してください。(私が作ったGMTコースは、途中から更新していません。私も使い方を忘れてしまったので、GMTの質問は受け付けません)