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    • 観測点の間の空白を埋める

      観測点の間は、空白になっています。(観測をしていないのだから、データが無いのは当然ですね)

      観測点の間を格子状に区切って、周辺の観測値から内部補完(値を推測)して、格子点のデータを埋めます。

      格子(Grid)の空白をデータで埋める、という意味で、ODVでは、Gridded fieldと呼んでいます。


      断面図上にカーソルを移動して、右クリック、【Properties】→【Display Style】→【Gridded field】を選択








      観測点の間の空間を、内部補完して、データを埋めて、断面図に表しました。



      このような図を、鉛直断面のカラーコンター図と言います。




      コンター線(色分けした濃度の境界線)を描きましょう。

      図を右クリックして、【Properties】→【Contours】を選ぶ。

      New(下左図の青枠)に表示された間隔で、コンター線を描くことが自動的に提示されています。(自由に間隔を変えられます。試してください) この提示を、反映させるため、【 << 】をクリック、下右図の青枠(Already Defined)にコンター線の間隔を表示させて、【OK】をクリック。





      コンター線が描かれました。

      この図では、観測の間の一部が空白になっています。もう少し、広い範囲に内部補完を適用させて、空白を無くしてみましょう。






      図を右クリックして、【Properties】→【Display Style】の窓にて、【Automatic Scale Length】の選択を解除、【X-Scale Length】の値をデフォルトより少し大きくする。




      このような、カラーコンター図が描かれました。

      A-Line観測のように、観測が密に行われているから、このような綺麗(理想的)なカラーコンター図が描けるのです。
      例えば、観測点が3つしかないのに、無理やりカラーコンター図を描いてしまうと、現実とかけ離れた(根拠の薄い)内挿結果を出力してしまう恐れがあります。カラーコンター図の出力結果を鵜呑みにしない姿勢も大事です。