自分のデータを入力してRに読み込むためには、以下のウェブページを参考にするとよいでしょう。

R-tips 39. データフレーム事始

R-tips 40. ファイルからデータを読み込む

R-tips 41. Excelのデータを読み込む

統計ソフトRの使い方 5. データの読み込み

自分でとったデータをパソコンに入力するときは、エクセルなどの表計算ソフトと総称されるアプリケーションに入力することが多いと思います。googleスプレッドシートなどの無料ソフトもありますので、「表計算 無料」などと検索して調べてください。

たいていの表計算ソフトでは、入力したファイルをcsv (コンマ区切り) 形式やtxt (タブ区切りテキスト) 形式で保存することができます。自分のデータをRに読み込むときは、以下の手順でデータを入力して、これらの形式のファイルを作成するとよいでしょう。

(1)1行目や2行目に、データの名称を入力します。例えば、体長 (mm) とか性別 (osu, mesu) とか種名 (neko, hito)、調査日、地点番号などです。ちなみに、自分以外の人が読んでも分かるように説明文も付けておいたほうが、そのデータを利用する他者にとっても、将来の(そのデータの詳細を忘れてしまった)自分にとっても親切です。

(2)3行目以下にデータの中身(数値や種類など)を入力します。データの中身は、半角英数字のみを使用します。簡単に言えば3行目以降に日本語を書かないようにしましょう。

(3)データ入力後に、そのままファイルを保存します(名前も保存場所もなんでもよいです)。

(4)1行目と2行目を削除して、新たに1行目を挿入します。そして新しい1行目に、半角文字で(アルファベットで)簡略化した変数の名前をつけます。英語でもローマ字でもよいです。(1)の例に対応した例としては、body、sei、shumei、date、stationなどです。

(5)このファイルを、Rの作業ディレクトリとして指定したフォルダに、csv形式やtxt形式で新たに保存します。csv形式やtxt形式にするには、ファイルを作業ディレクトリに「別名で保存(名前をつけて保存)」あるいは「書き出し」するときに、これらの形式を指定する必要があります。ファイルの名前は日本語でもよいですが、英語のほうがエラーが生じにくいかもしれません。また、アルファベットの場合、ファイル名に半角スペースなどを入れないほうがよいと思います。例えば、「testData.csv」など小文字と大文字を使い分けてもよいでしょう。

このようにして、Rの作業ディレクトリとして指定したフォルダに、自分のデータファイル(csv形式やtxt形式のもの。testData.csvとかtestData.txtなどと表示されるはず)ができたことを確認してください。

Rに読み込むための呪文は、csv形式の場合はread.csv、txt形式の場合はread.delimです。ファイル名の前後にダブルクォテーションを入れてください。
read.csv("testData.csv")
read.delim("testData.txt")

最終更新日時: 2021年 04月 21日(水曜日) 21:30