任意のpHの水に溶ける炭酸成分で、【DIC】に対する、各成分の割合を計算します。

 手順は、先ほどと全く同じです。もう一度、解離平衡の式を書き出して、

【各炭酸成分】= ~~~ ←(K1, K2, 【H+】の式)×【DIC】  の形に式変形してください。

式変形したものを、【H2CO3】=  , 【HCO3-】=   , 【CO32-】=    ,の順に、式(6)、式(7)、式(8)とします。


これに、K1とK2の値を代入、pH2~12でpHを0.1 刻みにした【H+】を代入します。



K1 = 10-5.882
K2 = 10-9.035を式(6)(8)に代入

これをグラフ化します。(下では、縦軸を1~100 (%) としましたが、0~1でも構いません)



pH<4では炭酸成分のほとんどがH2CO3として存在、pH>11ではほとんどがCO32-として存在します。




最終更新日時: 2020年 06月 4日(木曜日) 08:46