重力と浮力は、粒子の密度とサイズで決まります。抵抗力がストークスの定理に従うと仮定すれば、粒子の終端速度は、粒子のサイズと密度、海水密度で計算することができます。球形粒子の終端速度(V終端)の計算式を以下に示します。



 海水の粘性係数は水温に依存します。ここでは水温20℃の粘性係数を示しました。(物質密度は、g cm-3の単位で表すことが多いので、単位は全てcgs系で表している) この式より終端速度(沈降速度)は、粒子サイズの二乗に比例し、海水と粒子の密度差にも比例することがわかります。



最終更新日時: 2020年 05月 27日(水曜日) 15:48