卵の時に収容水槽の温度を人為的に変えて、耳石に標識(バーコード)をつけます。


このように標識が付けられた魚は、どの川で放流されたかが分かります。
つまり成魚になって捕獲されたら、耳石を解析することで、天然生まれなのか、人工授精で産まれたのか、また川で捕獲された場合はちゃんと母川回帰したのかなどの情報を得ることができます。

他にも電子線プローブマイクロアナライザー (Electron Probe Micro Analyser: EPMA)という装置で耳石のストロンチウムとカルシウム比を調べることで、川で過ごした時期と海で過ごした時期も特定できます。

最後修改: 2022年 01月 12日(週三) 16:29