Topic outline

  • 1回目:水の流れ

  • 2回目:表層混合層と春季ブルーム


     亜寒帯海域では、春先、栄養豊富な表層水に十分な光が差し込むと、植物プランクトンの大増殖(ブルーム)が起こります。そして、表層の栄養塩が枯渇すると、ブルームが終わります。ブルームの仕組みを学びます。



    北海道噴火湾では、毎年、2月下旬から3月中旬にかけて、珪藻のブルームが発生します。



  • 3-4回目:海洋の有機物


    【イントロダクション】 海水中の物質のほとんどは、有機物に取り込まれることがあります。有機物粒子が大きくなれば、重力落下(沈降)します。有機物が生物の餌として利用されれば、含まれる元素が無機化します。有機物を中心にして、海の物質の流れを追うと理解しやすいです。下の絵のような、物質の流れを学びます。



  • 6-7回目:海洋の炭酸成分

     海洋の物質循環研究で一番注目されている、二酸化炭素(海水中では炭酸)について学びます。


  • 8回目:海洋の酸素

     光合成と呼吸では、酸素は二酸化炭素と逆の動きをします。海水の溶存酸素測定は、海洋学のキホンです。


  • 9ー10回目:海洋の栄養成分

     海洋の基礎生産の分布を決定づけるのが、海洋表層への栄養成分の供給量です。海の栄養成分について学びます。

  • 11ー12回目:海洋の堆積物の化学

     沿岸域の海水成分は、海底堆積物での化学変化の影響を受けています。堆積物の化学を学びます。

  • 13回目:海洋の放射性核種

    海洋に分布する放射性核種について学びます。福島大学環境放射能研究所の高田兵衛先生に講義をお願いします。


  • 14回目:海氷の化学

    海氷の化学、極域海洋の化学を学びます。


  • 15ー16回:定期試験や予備日