Topic outline
GMTの動作確認(地図の作成)
GMT-5.4.5 とテキスト編集ソフト(Mi)をインストール、作業フォルダ(GMT_exe)を作り、地形図データ(etopo1)をGMT_exeに保存しましたね?
※ ETOPO1_Bed_g_gmt4.grd(933.5 MB):ファイル名とファイルサイズ、保存先を確認してください。
Miを起動して、新規ファイルを作成して、別名(test.sh)で保存してください。Shell scriptファイルであることを示すため、拡張子の” .sh ”も打ち込んでください。保存先は、/Users/user/GMT_exe/GMT_shell/ にしましょう。
Miの画面の上の方にある、タブで「LF (Mac/UNIX)]を選択して下さい。
(Miの初期設定で、Mac/UNIXが選択されているはず)Miで開いている、そのtest.sh ファイルの1行目に以下を打ち込んで、保存してください。
(テキストをコピー&ペーストすればOK)gmt pscoast -R120/150/20/50 -JM12 -Bxa10f1g5 -Bya5f1g5 -Di -W1 -G150 -V > ./GMT_exe/test.eps
・ ランチャー(アプリケーション)から、GMTを起動します。
・ファインダーから、/Users/user/GMT_exe/GMT_shell/ に保存した、test.sh ファイルを選択(ワンクリック。ダブルクリックしない)
・test.sh ファイルをドラッグして(掴んだまま移動して)、GMTターミナル画面上でドロップします。(これを、Drag & Dropといいます)
・GMTターミナルに、test.sh のパスが表示されます。ターミナルで [enter] key を押してください。
Permission deniedに対応
GMTターミナルで、test1.sh を実行しようとしたところ、エラーが表示されました。
エラー表示: Permission denied (アクセス権拒否)
Macに保存されているファイルを、ターミナルで実行するには、管理者(あなた)が許可を与える必要があります。
(ターミナルは、Macの操作や設定をするツールです。ウイルスファイルなど、不必要なファイルが勝手に実行されないよう、アクセス権が与えられたファイルだけしか実行できない仕組みになっています)
以下のように、
chmod -R 755 /Users/user/GMT_exe
と入力してEnterを押してください。
chmodを知りたければ、各自、ネット検索で調べてください。
GMT_exeフォルダ配下にあるファイルに、ターミナルへのアクセス権を与えたら、再び、test.sh ファイルをGMTターミナルで実行してください。ターミナルに、script (命令文)が完了した(done)と、表示されましたか?
test.sh の命令文の最後に、test.eps を作業フォルダ(/Users/user/GMT_exe)に保存するよう指定しています。
そのファイルを開いてください。下のように日本地図ができていれば、動作確認完了です。
できましたか?
できていなければ、地形図データファイル(ファイル名とファイルサイズ確認)が作業フォルダに保存されているか、命令文の誤入力が無いか(上の命令文をコピー&ペーストすればよい)、確認してください。
できなければ、以下のファイルをダウンロードして、/Users/user/GMT_exe/GMT_shell フォルダに保存して下さい。もう一度、アクセス権限付与をしてから、このファイルをGMTターミナルで実行します。
Macのフォルダ構造を確認
ハードディスク(Macintosh HD)アイコンの表示
最新のMacだと、デフォルトでは、デスクトップ画面にハードディスク(Macintosh HD)のアイコンが表示されていません。
デスクトップの画面をクリックすると、画面最上部にFinderのメニューが表示されます。そのメニューにある、”Finder”をクリックして、Finderの環境設定の画面に入ります。そこで、ハードディスクをデスクトップに表示させる設定にします。
Macintosh HDのフォルダ構造
Macintosh HDのアイコンをクリックすると、HD内のフォルダ構造が表示されます。以下のように、user(管理者の名前)の直下に、GMTの作業フォル "GMT_exe” を作ってください。(" _ " はアンダーバーです)
この作業フォルダ(GMT_exe)の直下に、GMTで読み込むデータファイルを収納してください。
GMTの命令文ファイル(シェルスクリプトファイル:.shファイル)は、作業フォルダ(GMT_exe)の中に、”GMT-script-files” など任意の名前のフォルダを作って、そこに収納するとよいでしょう。
地形図データファイル(ETOPO1)は、どこに保存してもよいのですが、行方不明にならないよう、GMT_exeフォルダに収納するとよいでしょう。