Tổng quan các chủ đề
魚体図ギャラリー(描画:今村 央)
ダルマガレイ属の一種
Engyprossopon hensleyi Amaoka and Imamura,1990
インド洋の南緯10度東経60度に位置するサヤ・デ・マルハバンク(Saya de Malha Bank)から採集された標本に基づいて1990年に新種として発表されたダルマガレイ科魚類。体は比較的細長く,体長は体高の2.4–2.7倍である,鰓耙は6–9 + 16–19と多いなどの特徴を持つ。本種には性的二型があり,雄では両眼の前方と吻端に棘を備え,両眼間隔が広いのに対し,雌では頭部に棘がなく,両眼間隔が狭い。ナガダルマガレイ属の一種
Arnoglossus sayaensis Amaoka and Imamura,1990
本種もサヤ・デ・マルハバンク産のダルマガレイ科魚類である。本種は頭が小さく,体長の1/4以下である,側線鱗数が72–76である,尾鰭に6個の黒色班をもつなどで特徴づけられる。本種は体長14 cm程度で,ダルマガレイ科の中では中型である。ナップトゲゴチ
Grammoplites knappi Imamura and Amaoka, 1994
南シナ海(ボルネオ島沖、タイランド湾、海南島)から採集された標本に基づいて,1994年に新種として発表されたコチ科トゲゴチ属魚類。頭部背面に多くの棘を備える,眼が大きくて両眼間隔が狭い,ほぼすべての側線鱗に顕著な1本の棘を持つなどの特徴がある。日本からは徳島県阿南と高知県宇佐からの報告例がある。シレトコビクニン
Careproctus parvidiscus Imamura and Nobetsu, 2002
北海道知床岬沖のオホーツク海の水深400–700mから採集された1個体に基づいて,2002年に新種として発表されたクサウオ科コンニャクウオ属魚類。本種は背鰭鰭条が50本である,臀鰭鰭条が44本である,肋骨が2本である,幽門垂が14本である,腹吸盤が小さいなどの特徴により,他のコンニャクウオ属魚類から識別可能である。本種の名称は,本種が採集された知床岬に因んでいる。本種はこれまで1個体しか報告されていない稀種である。メゴチ(稚魚)
Suggrundus meerdervoortii (Bleeker, 1860)
メゴチは函館市から台湾にかけて分布するコチ科魚類で,大陸棚,内湾,河口域などの砂泥底に生息する。本種の稚魚は,山形県から採集された12個体の標本(体長12.9–43.8 mm)に基づいて,1996年に初めて報告された(Imamura et al., 1996)。本種の成魚は体長21cm程度になり,眼下骨の隆起線に4本以上の棘を持つ,頭部背面には小棘と顆粒状突起が多数分布する,虹彩皮膜は二葉型,鰓蓋部の縁に1枚の細い皮弁を持つなどの特徴により,他のコチ科魚類と容易に識別できるが,小型の稚魚ではこれらの形質が十分発達しておらず,分類は極めて難しい。スケッチは体長12.9 mmの個体に基づいている。スナゴチ
Sunagocia arenicola (Schultz, 1966)
沖縄県を含む西部太平洋とインド洋の熱帯〜亜熱帯域に分布するコチ科魚類で,岩礁域や珊瑚礁域近くの砂地に生息する。本種は唇に皮弁を持たない,眼下骨の隆起線に4本以上の棘を持つ,虹彩皮膜は短くて分枝するなどの特徴により,他のコチ科魚類と容易に識別できる。本種は従来はThysanophrys(クロシマゴチ属)に含められていたが,コチ科魚類の系統類縁関係が推定され,本種は近縁種とともに独自の分岐群を形成することが判明したため,本種に基づいて新属Eurycephalusが設立された(Imamura, 1996)。Eurycephalusは昆虫の属に先取されていたため,後に置換名としてSunagocia(スナゴチ属)が設立された(Imamura, 2003)。
なお,目次のスナゴチのカラー図はこのスケッチに彩色を施したものである。