章节大纲

    • 2025年分析化学の授業-大木担当初回では、これをダウンロードしてください。

      授業のあと、下のダウンロードフォルダより、解答付きのファイルをダウンロードできるようにします。

    • 2025年分析化学ー大木担当の初回授業のあとに、ダウンロードできるようになります。

    •  エクセルファイル:検量線の練習問題(2).xlsxを入手してPCで開こう。 硝酸イオン(NO3-)の標準試料を測定した結果から検量線(回帰直線)を作り、雨水の未知試料の濃度を定量する。以下の手順で検量線を作図し、回帰式を得て濃度を求める基本的な方法を取得してもらう。

       

      作業1)①~⑩の全てを選んで回帰曲線を作る。これら全部のプロットで回帰式を作るのが不適切であることを、図を見て確認しよう。

       

      作業2-1)高濃度範囲で直線から外れてしまうプロットを除外してプロット、回帰直線を描く。

       

      補足:エクセルで回帰式を作ると、その係数が一桁だけで表示されてしまう。少なくとも、有効桁数3桁は必要なので、回帰式のテキスト表示形式を変更する必要がある。

       

      作業2-2)低濃度範囲を拡大して表示。低濃度範囲が、回帰直線上に乗るか、乗らないかを確認する。

       

      作業3)低濃度の標準試料の結果だけを選んで、プロットする。どの範囲を選べばよいかは、自分で判断する。回帰直線と回帰式を得る。

       

      作業4)得られた回帰式に、標準試料の信号強度を代入して濃度を計算する。その際、高濃度の標準試料を含んだ回帰式、低濃度範囲だけの回帰式、どちらを使うべきかを判断すること。

       

      作業5)ブランク測定(n = 10)の結果を統計データにまとめ、定量下限と検出下限とする信号強度決める。

       

      作業6)未知試料の分析結果(信号強度)より、未知試料の濃度を計算する。定量下限未満や定量上限以上には定量不可(ND)と記す