Topic outline
(1) ペレット法
[材料]シロサケ精子、サクラマス卵、精子、どんぶり、タオル、軍手。
[準備]軍手、ドライアイス、凍結防御剤溶液、ディスペンサー
[方法]
① 氷冷した精子希釈液 4.5ml を 100 ml のビーカーにとる。
② 精子 1.5 ml を加え、直ちに振とうして希釈液と混合する。精子を混ぜた時間にストップウォッチをスタートさせる。
③ 直ちにディスペンサーに吸い込み、ドライアイスの穴の上に100 μlずつ滴下する。精子を混合してから1分で滴下を終了する。
④ 滴下した精子が凍るのを待つ。
⑤ 液体窒素のタンクから保存用のチューブを取り出す。
⑥ 凍結精子ペレットを、ドライアイスをひっくり返して下の紙の上に落とす。直ちに紙を折曲げて凍結精子を保存用チューブの中に移し、チューブを液体窒素タンクへ移す。
注)ドライアイスと液体窒素を扱う実験者は軍手を着用する。
(2) ストロー管法
[材料]シロサケ精子
[準備]軍手、液体窒素(発泡スチロール)、ピペットマン(p1000)、ピペットチップ(ブルー)、ストロー管(500μℓ用)、ストロー管ホルダー、密栓用パウダー、凍結防御剤溶液、トング① ストロー管の栓の部分に日付と班番号を書き入れる。
② 3mLの凍結防御剤溶液を15mLチューブに分注
③ 1mL(5倍希釈済み)の精子を入れて良く混合
④ ストロー管の栓側にピペットマンに装着した先を少しだけ切ったブルーチップを挿入し、ストローが満タンになるまで精子希釈液を吸引する(栓のところまで来ると自然と吸えなくなる)。
⑤ パウダーをストローの栓とは逆側の口に押し込み封をする。
⑥ 同様の作業を精子希釈液が無くなるまで行う。
⑦ 4℃で1~2分間インキュベートし、液体窒素上のホルダー上に静置する。
⑧ ホルダー上で15分以上置いた後、液体窒素中に投入
すべての実験終了後、液体窒素中のストローを回収し、タンク中で保存。